投資失敗談
コロナが猛威を振るう以前、私は米国株のタバコ、石油、高配当ETFに
投資をしていました。購入理由としては
タバコ = 喫煙人口は減少し続けているが、その分価格に転嫁できてかつ
配当金も魅力的
(米国株=フィリップモリス、アルトリア JT)
石油 = 欧米が脱炭素社会に向けて、規制強化しているがまだまだ石油
エネルギーは必要不可欠であり、世界情勢が不安定になれば
石油価格も上昇するし、配当金も高配当で魅力的
(米国株=エリクソンモービル、BP、ロイヤルダッチシェル)
高配当ETF= 高配当株をある程度分散しているので、一社が業績不振になっても
影響は軽微でリスクを抑えて配当金を再投資できる
(米国株=SPYD、VYM)
およそこれだけで300万円くらいは投資をしていました。
しかしコロナの発生により、NY株式市場は軒並み半分近くまで大暴落、
石油 = 一時原油先物はマイナス値を付けるまで暴落、シェールガスのシェア拡大
ロイヤルダッチシェルの減配、さらなる規制強化、電気自動車市場拡大
タバコ = 暴落後、以前の株価まで全く値段を戻さない、配当金をもらっても
埋められないだけの損失
高配当 = 依然まで値を戻さず、配当金も大減配、将来性を見通せない
本当にこのまま所有し続けて大丈夫なのだろうかと、疑心暗鬼になり、さらなる
損失を防ぐために損切りをした結果、およそ100万円ほどの損失を出しました。
ここから学んだことは、
自分にとって思っていた以上にリスク許容度が高くないこと。
そして、確実に信じれるものにしか投資してはいけないこと。
それらを踏まえた上で投資をすることが大切だと気づかされました。
個人投資の最適解
投資を初めて約7年が経ちますが、この短い期間ですら
株式相場が絶好超の時期
コロナショックによるどこまで下がるか不安になるような
急激な下落時期
理論では分かっているつもりであっても、実際に経験すると本当に
相場環境に非常に感情揺れ動きます。
これは実際に経験することで、本当に身にして勉強になります。
(だからこそ面白いのかもしれないですが。)
お金、投資に関する書籍は読んでいても、実際に自分が投資するとなると
やはり状況は違うものだと実感します。
実際に必ず上がると信じて買ったはずなのに、急激な下落相場に耐えきれず
100万円ほど損失をだしてしまい、そのまま損切りをしたこともあります。
(その話はまた後日)
ここから学んだことは
本当に自分の信じるものにしか投資しないこと。
そうしないと、確実に下落相場での不安に耐えきれずに損切りしてしまう
ことになるからです。(たとえその後相場が上がったとしても。)
そしてもう一つ、市場に感情を左右されないようにするために大切なことは
機械的に買い増しを行うこと。
結論は、市場相場の将来なんて誰にも分りません。
であればこそ、大きな視点に立って、機械的に積み立て投資を行い、
市場の大きな波に乗ることです。
世界の人口増加は今後も続くことはほぼ確実であり、経済規模もさらに
拡大を続けることでしょう。
日本円を貯金して持っていても、今後の人口減少に伴い経済も縮小する
でしょうし、円の価値も間違いなく目減りします。
であれば、世界基軸通貨であるドルをまず所有し、そのうえで世界市場
全体に投資すること。
ドルで毎月定期的に世界市場(ETF=VT、VTI、投資信託等)
に積み立て投資を行うことを投資の基本にすることが個人投資の最適解だと
私は思います。
マクロとミクロの視点をもつ
経済学については全くの素人ですが、ドラゴン桜著者である三田紀房が描いた
投資漫画「インベスターZ」の中でいくつか参考になった言葉があるので紹介
したいと思います。
マクロとミクロの視点をもつ
これは、市場経済を俯瞰した視点からと、身の回りのそれこそ物価の値段等
身近な視点の両方から見ることでより正確な市場を知ることができるといえ
ます。
未来を見る力を持つ
今後、大きく発展する市場を見極める力は、投資家として必須ともいえます。
的外れなところで頑張ることに価値はない
若干極端な意見かもしれませんが、努力=美徳が盲目的に称賛される社会的風潮
に一石を投じる、物事の本質をついた言葉だと思います。
株は出口戦略にあり
買って満足してそのまま放置しがちですが、本来は利益を出してリターンを得る
ために投資をしています。だからこそ出口戦略は必要であり、目的を見失っては
いけません。そしてその大切なお金を投資に回すわけですから、自分の絶対的な
価値あるもの以外お金を払うべきではありません。や
時代遅れになるような原則は原則ではない
投資の格言や法則も時代とともに合わなくなるもの。盲目的に信じていては
気づかないうちに間違っていたりするものであり、何に本質を見出すかは
自分次第。すべては自己責任の世界です。
コップから溢れた水を飲む
お金持ちになるための鉄則として
蛇口から滴る水をコップ一杯になる前に飲んではいけない。
コップから溢れた水を飲むこと。
という言葉が使われます。
これは映画「マルサの女」にでてきた登場人物が使った言葉だそうですが、非常に
わかりやすい表現だと思います。
蛇口から滴る水=給料
であり、給料が出たからといって、すぐにお金を使っていてはいつまでもお金を
貯めることはできません。
コップから溢れた水=投資で得た利益(株式の配当金等)
であり、これで生活できるようになれば、余れば再投資に回せばよいですし
お金の好循環ができます。
そうすれば、いつでもアーリーリタイアできるといえます。
投資をする前に、するべきこと
日本に住んでいる以上は、年金、各種税金、保険料は確実にかかってきます。
投資によるリターンは最初こそ本当に微々たるものであり、投資による複利効果
を実感するまでには相当の年月をようします。
であればこそ、まず投資よりも効果をすぐに発揮させるるために抑えておくべき
ものは
・財形年金 = モノによっては死亡時積み立て額の5倍の保証額がついて
いるの生命保険代わりになる。
(そのそも一定の貯金額があれば生命保険は必要ない)
・積み立てNISA= 国が免措置をとっている優遇制度なので投資をするにあた
って絶対に絶対に抑えておきたい制度。
(通常の株式投資には一律20%の税金がかかる)
・ふるさと納税 = 節税ではないが、生活必要品等を返礼品でもらえば実質節約
になる。
・イデコ = 一定の免税措置がとられているので、税金面でお得。
(ただし、60歳まではおろせないので柔軟性がない)
優遇措置を最大限活用することが、セミリタイアに向けた一歩だといえます。